Yuki

サスペリアのYukiのレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
4.2
1977年公開のサスペリアを復習した上での劇場鑑賞です。リメイクというよりはまさに再構築!色々とアレンジされていました。以下、感想。

・オカルト色が強まった!
→オリジナルとは違い、本作は割と序盤から魔女をテーマに描いており、魔術的なシーンも多かったです。

・痛い!痛いって!笑
→魔術的なシーンの中に、ある人がダンスを踊るとその動きに合わせて、別の人の体が動き、四肢がボキボキで悲惨な状態になるというものがありました。痛すぎるって!劇場から途中退場された方もいました笑。

・じわじわとした恐怖感は薄れた?
→オリジナル版では「この学校には何かがある!?」という猜疑心を煽る展開や不気味な恐怖感を感じられましたが、本作ではそれが薄れた様に感じます。魔女が存在することを序盤から前提とした内容になっていたから?

・全体的な芸術性は薄れた?
→オリジナル版ではビビットカラーを多用していたり、ゴブリンの耳に残る音楽が最高だったりと芸術性が高いと感じましたが本作ではそのような要素は少なかったです。以下に記載するものを除いて。

・ラストの展開が大幅に違う!
→ネタバレは避けたいのであまり書けませんが、後半は大分オリジナルと違います。個人的には本作の展開が最高に好みでした。刺激が強いシーンかなとも思うので、好き嫌いは分かれそうですが、個人的には圧巻であり、この部分にある種の芸術性が凝縮されているようにも感じました。

このようにオリジナルとはまた別の楽しみ方ができ、個人的には満足でした。グロ耐性がある方はぜひに!笑。オリジナル版を観ていなくても大丈夫だとは思いますが、違いを楽しむという面では復習していても良いかと思います。
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