サスペリアの作品情報・感想・評価・動画配信

サスペリア2018年製作の映画)

Suspiria

上映日:2019年01月25日

製作国:

上映時間:152分

3.5

あらすじ

「サスペリア」に投稿された感想・評価

てちん

てちんの感想・評価

5.0
過去の有名ホラー作品キャリーやオーメンなど
微妙な仕上がりのリメイクとは一線を画した質
撮影、美術、音楽、に加えて大胆な演出も秀逸
こういうのが観たかったんだ!という理想形の
更にひと周りふた周り上を行く素晴らしい内容
序盤の壮絶な人体破壊、中盤でのおばはん爆笑
終盤でのカオス空間、見どころ濃密で文句なし
自己満足点 79点

これほど難易度の高いリメイク作品は初めて観たかもしれません。
自分は3週間ほど前に初めて観たのですが、色々とわからない点もあったために計4回観ました。

と言うのも、自分はこの映画のための予習を一切していなかったので、オリジナル版を観て1回目観ましたが、全然理解が出来ませんでした。
けど、この奇妙で不気味な世界観に惹かれたので、色々と知識を身に付けて何度も挑みました。

とりあえず4回観て解ったのは、オリジナル版をより深く、より世界観を濃密にしていることです。
なので、結果的にオリジナル版より好きになりました。


まず一番好きだったのが、この映画での最大の見所とも言える躍りの場面。
オリジナル版のバレエとは違いモダンダンスの舞踊団で、独特で激しい踊りに釘付けになりました。
踊っていた役者陣はみんな素晴らしかったので、相当練習したのだと思います。
お見事!

また、劇中ではオリジナル版以上に残虐な場面もありました。
そういった部分に容赦なく描くのは個人的には好きです。


好きじゃない点をあげるとしたら、
上映時間がかなり長いです。152分という長尺もあって、それを4回も観るのは流石にしんどいです(笑)
劇中ではスローテンポで描かれているわりにはかなり無駄なシーンも多いです。
特に、事件を調べる初老男性のキャラクターはそんなに掘り下げなくても良かった気がします。

また、初老男性を演じているのは実はマダム・ブランを演じているティルダ・スウィントンが二役で演じています。(ルッツ・エバースドルフ名義)
そこに関してはかなり謎です。別に初老男性をティルダ・スウィントンが演じる必要性が感じられないし、何よりも声が初老男性に聞こえないのでだいぶ違和感を覚えました。


さてこのリメイク版ですが、オリジナル版とは本当に180度違います!
主人公のキャラクター描写さえほぼ正反対です。
簡単に言うならば、アニメで言うところの「Fate」シリーズのセイバールートがサスペリアのオリジナル版だとすると、このリメイク版は「Heaven's feel」ですかね。

オリジナル版では「魔女」を題材にしたホラーという感じで奇妙で独特な世界観で怖がらせていましたが、魔女についての事や何故事件を起こしたか等はあまり語られていませんでした。

しかしこのリメイク版では、そもそも何故舞踏団の魔女が色々な事件を起こしていた理由もある程度触れられていまして、そこに70年代のドイツ(ベルリン)の社会情勢を踏まえながら描かれていました。

そこに出てくるドイツ赤軍、通称バーダー・マインホフが劇中でかなり出て来るのですが、最初は何故この映画に出てくるのかが解りませんでしたが、何回か見返すと色々と魔女集団にも似ている部分が結構あったりします。

そして、この映画にはバーダー・マインホフだけでなく、魔女狩りの要素もかなり出てきます。
西洋の魔女伝説を調べてみると結構キリスト教との関わりも出てきますが、この映画ではそれが顕著に描かれています。

そういった膨大な知識を付けてようやく殆ど理解出来たのですが、結果的に内容の深みが非常に濃くなったので良かったと思います。
わからない部分を勉強して見返すと色々と理解出来て面白いです。


ただ、やはりこれだけの情報量と膨大な知識力が必要ですので、そういった作品を観ると疲れてしまう方、または考察系の映画が苦手な人には全然オススメは出来ないです。
しかし、そういう映画が好きで、難解で奇妙な映画が好きな人は必見の価値はあると思います。
luke

lukeの感想・評価

3.5
ただただ驚かせてお化けが怨みを晴らしたりする様な典型的なホラー映画とは違う不気味さと奥深さがあって凄く良かった。

1970年代の悲壮感漂う世界観も凄く良かった。
がクライマックスは芸術的過ぎて凡人には付いていけず…

しかし芸術的な割にパッケージのカタカタはどうにかならんのか。
旧作に合わせたのかも知れんがダサすぎる。予告のタイトルコールでも一気にチープなホラー映画にみえてしまった。
ほんと勿体ない。
一回では理解できないと思う。
オレも兄の解説なしでは一度目の鑑賞で全てを理解できなかった。悶々としたはず。
最終章がこの映画のキモだが、それまでのとくに記憶系のモンタージュを落とすと難しいだろう。

このセットアップはすごい。撮影美術衣装、そして顔の選び方まで。しっかりと丹念に作り込まれた曇天映画。
オリジナルのダリオアルジェントが激怒したそうだが、それも納得。しかしこのサスペリアもまた凄い。監督のルカ・グァダニーノは覚えておいて全く損はない、ビジョナリーな監督だ。
まずこの映画、あの監督が作ってんのかとそこがまず驚き笑
中盤のあのモンタージュとか、ズームアウトとインとか、最高に冴え渡ってました。全く無駄のない作り込みで興奮してしまった……。主人公の出自が厳格なメノナイトの家庭って設定も、めちゃくちゃ効いてたなー。
なんか雰囲気がソフィア・コッポラの『ビガイルド』に似てて(女性中心のストーリーってのもあると思いますが)、超スリリングでした。あんまり、THEホラーではない描写が多かったのも、自分的に食らったポイントでした。
ラストの観客を完全に置いてけぼりにする赤いシーンは、なんかギャグみたいで笑ってしまいましたし、トムヨークの歌は必要ですか?(あの顔が浮かんできてしまって台無しになりませんか?てかよく考えたらトムヨークの顔まんまマダム・ブランやんけ)

とにかく傑作だと思います!!
saeas

saeasの感想・評価

1.0
意味わからな過ぎて笑えた…私には難し過ぎる〜てか一生理解出来る気がしない
気付いたら没入してた
リアリティとか共感を超えたところに連れてってくれる映画が好きよ
jr

jrの感想・評価

3.4
素人が見ても踊りは素晴らしくて
かなり前のめりで見入ってしまった…

でも全体的にはずっと暗くて内容的にも気持ち的にも全然晴れ間がなくてしんどい
人によっては病みそうにならんかな笑
ダンスとかやってる人はわかるものがあるのかな⁇世界観とか
私には難し過ぎたようだわ
とにかく長くて暗くて堕ちる感あるから2回目とか観ないやつ
でもティルダ様もダコタジョンソンも美しかった~
hinako

hinakoの感想・評価

3.0
これが俗に言うカルトホラーなのですね...久々に衝撃作を観た気分です。2時間半という長さの殆どが、カオスの塊で難解過ぎて、自分には中々ついて行けませんでした。。理解出来る様になったら楽しめるのかな。オリジナルとはまるで別物でした。普通に驚かせてくれるホラー映画が恋しくなってしまいました。
Lily

Lilyの感想・評価

3.4
怖い系の映画だってことを、映画見た後に気づいた。ってくらい、そんなに怖胃のか?と思ってしまった。

短編的に区切られてるんだけど、わたしはこういう進み方が苦手で、理解しづらかった。
ダコタジョンソンちゃんのコンテが良かったなぁ!結構レベル高かったと思う。コンテ経験者として。

映画だけの情報だと、あまり掴みづらい内容だったのかなぁ?徐々にそういうことね!と理解できる。
女の世界って怖いものだけど、その中にあるさらに深い話をかいてます。
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