lily

彼女がその名を知らない鳥たちのlilyのレビュー・感想・評価

3.8

ジャパンプレミアに続き、
filmarksさんの試写会にも参加させて頂きました♡

原作が本当におもしろくて、
読み出したら止まらなくなって。
だから映画への期待も高かったんだけど、
映画は映画でとても良かった!

黒崎が失踪したってところまでは
嫌なクレーマー女と汚い下劣男の
どーしよーもない日常って感じだけど、
どんどん奇妙な雰囲気に入り込んでいって
最後の最後までのめり込んで観ちゃう!

十和子の話し方とか表情とか…人によって全然違くて。
優ちゃんも3回違う映画を撮ったみたい的なこと
何かの雑誌で言っていたけれど、
感情の表現がそれぞれの男性に対して
変えてるところが凄い…!!
声のトーンとか話し方の使い分けが、もう、十和子そのもの!!

優ちゃんの「アホか」って
台詞と表情がすごく好き!!

原作だと十和子の妄想とか、
黒崎との過去によって精神が狂ってしまっているのが
よくわかるんだけど、
そういった描写がちょっと物足りないかなって感じた。

上映後は白石監督のトークがあり、
ワクワクするお話が聞けて良い時間でした。
オーバーフェンスを観て、
やろうと思ってた鳥に関わる演出が使われてて
被らないように?したみたい!
映画って奥深いなあーって改めて思った。
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