何気なく見始めたこの映画、私的には大当たりでした。
映画のジャンルはラブストーリー?サスペンス?スリラー?それぞれの要素がふんだんに描かれていました。
俗な言い方ですが、蒼井優の体当たりの演技は素晴らしく、ホント魅力的な女優さんですね。
主要キャストがみんなクズなんですよ。蒼井優は不愉快な女の代表みたいだし、阿部サダオは不潔極まりないし、松坂桃季は薄っぺらいし、竹野内豊は金目当ての詐欺師だし、各々が絡み合ったストーリーは不快でした。
阿部サダオの食事のシーンは秀逸です。抜けた歯をテーブルに置く、足の汚れをとる、フォークとナイフの持ち手が逆など、不潔さ粗悪さが際立ってて笑ってしまいました。
中盤からのストーリー展開はゾクゾクします。ああ、そうくるかと。
だけど、ラストはあぁぁーって感じです。
それを愛と感じるか?私的にはNOです。
でもストーリーの展開、キャストの素晴らしい演技をみて、不快と感じつつ、楽しく見ることができました。