r22

バトル・オブ・ザ・セクシーズのr22のレビュー・感想・評価

4.7
予告で見たときは男女の戦いのコメディって感じだったので軽い気持ちでみたら、予想より遥かに深くて良い映画だった。予告が軽すぎて勿体無い笑

男女の戦いというよりLGBTQの観点で深かった。この時代は同性愛とか本当に認められてなかったんだろうな…ビリーもマリリンも真逆だけどそれぞれ素敵な人だから切ない。
なによりデザイナー役のアランカミングの途中と最後のセリフが響く。
調べたらかなり史実に基づいているらしい。
女性が普通に働けるのもLGBTQが少しづつ受け入れられるようになってきたのも、ビリー・ジーンのような人が世界を変えてきてくれたおかげなんだとつくづく感謝したい。
10代の子には信じられないかもしれないけど、そーいえばLGBTQとかジェンダーフリーとか日本で公に言えるようになったのは本当にここ5年〜10年ぐらいのことだと思う。中年以上の男性はまだまだ差別的。
でも一気に世界は変わってきた。
世界はこれからもっと良い方向に進むはず。自分達も少しずつ世界を変えていきたいと思える映画。
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