るか

処刑の部屋のるかのレビュー・感想・評価

処刑の部屋(1956年製作の映画)
3.2
石原慎太郎原作! でも意外と面白かった。昭和30年代くらい?戦後豊かになりかけて、しかし社会的規範がなくなり、コネもなく社会に出て行かなくてはならない青年の行き場の無い憤りが爆発する。パーティチケットを売って儲けたり、女の子にお酒を飲ませて乱暴したり。やっていること自体は今の学生と大差ない。主人公の父親が銀行員なのだが、中小企業の事業主に頭を下げて、預金をお願いしたりする。今と立場が逆。バブル前はこうだったかな。
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