ギネス世界記録で認定された最古の現存する映画フィルム。(動く馬はクロノフォトグラフィー)
短すぎるし内容もないのに、絵画的構図と被写体のお陰か、充分な味がある。
例えがアレだけど貞子のビデオみたいな感じで、今でも話中で過去の映像として使えそうなくらい、この世界はこの世界で完成している。
映ってる人物の一人(義母)が撮影の10日後に亡くなったと知って、魂取られたみたいで怖いなーと思った。
けど元気な時に動いている姿を残せたことは、この時代としては限られた者だけの境遇。
ここに一人足りなければ美的バランスは欠いていたと思うし、今もこうして人々に美しく着飾った姿を見せてくれてありがとうと言いたい。