マッシュroom

Brand Upon the Brain! A Remembrance in 12 Chaptersのマッシュroomのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

灯台の回転灯にある望遠鏡で孤児を監視
多感な思春期の彼等を抑制する事に喜びを得る母と
一日の大半を地下室にある研究室で過ごす父。
12章で綴られる
両親が運営する孤児院の子供達と過ごした息子の幼き記憶。





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          ネタバレになるので
  ↓  作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓




カメラのフラッシュのようにたきつける残像的記憶
カラカラカシャカシャ…回転灯の音
スピーカーから流れる汽笛
望遠鏡で孤児を監視しながらも
異常なまでに息子を溺愛する母親。
孤児の首に残る傷跡、意思を失った人形のような孤児
少年の肉をむさぼる母の姿は
未だ囚われの身となっている母の残像なのかもね、
トラウマであるはずの母の存在に
行かないで!愛しているお母さん!と叫んだのは衝撃的だった、
せわしない映像が最初苦手だったけど
悪夢的童話のような世界に惹きこまれた。