終始悲しみが漂う
実話に基づいたストーリー。
『フランケンシュタイン』読んだことはないけど、思いがけず深く刺さってしまった。この現実は、16歳の少女に降りかかるにはあまりにも過酷すぎた。
"私の選択が私を創った"
そう言い切れるメアリーの強さが美しいと思った。女性だけじゃなく、人が社会の理不尽によって軽んじられてしまう時代にやるせない気持ちでいっぱい。ラスト、補足テロップ、エンドロールの流れで涙が出てしまうほどに感情を投影してしまいました。
詩的な表現の中にも印象に残る言葉がたくさんで。物語の中で描かれる"最低な男"、登場人物それぞれの"失敗"がリアルでもあり、だからこそなのか"傷付いたら負け"という言葉が忘れられません
そしてどんなに強い人でも愛には脆い。
ベン・ハーディの目、やっぱり惹かれる