エルファニングが出ていますよ。
ララランドのスタッフ再集結とかいう売り出しかたをしてたけど、あらすじも予告も絶望的に面白くなさそうな本作の宣伝としては、エルファニングが出てますよ。以外にない気がするで。
「アカデミー賞最有力」の喧伝一辺倒のこの時期にそれすら付けてもらえない非常に寂しい作品。なぜ今公開するのか。
果たして、ここまで語る事がない作品も中々珍しい本当にエルファニング以外何も見所が無い、ある意味清々しい作品であったな。
なんというか、素材の味に頼り過ぎて、麺つゆや塩はおろか麺状にすらしていない蕎麦を出されてそのまま食べたような気持ちです。
よく分かりませんか。そうですよね。
一応、オーディション番組を勝ち抜く田舎娘のシンデレラストーリー。
だからまあ、なんとなくフラッシュダンスを思い出したり思い出さなかったりしながら観てたら不意打ちでフラッシュダンスが流れてきたりという安易さも持ち合わせてる。
エルファニングは歌が好きなのでオーディションに挑みながら歌の練習をしてニコニコしたりした。その間に馬を売られて悲しんだりもしてたような気がする。
えっと、あと、他の出場者は何というか、1Dぽいやつらとかジャスティンぽい奴とかビリーアイリッシュぽい奴とか出てた。
そしてなぜかはよく分からないけど、謎の歌を堂々と歌い切り優勝した。よかったね。
もう話がもたないので、エルファニングの他主演作の話をすると、「パーティーで女の子に話しかけるには」は、えげつないサイケデリック感で観客をぶち殺しにくる傑作やったな。
オーロラ姫やったりとか、ああいう人間離れしたファンタジックな役柄がよく合う。
しかしそれにしても、パーティーで〜は文字通り人類には難しすぎる映画であったけど、今作の方がある意味難しかったな。
余談。
「アカデミー賞最有力」ってこの時期何十本も出てくるけど、何が?って感じよな。
モンドセレクション金賞並みにピンとこやん。
そしてあれ、女性メインのケイパームービーぽい映画群の宣伝の痛々しいことよ。
何とは言わんけど、いい加減にしてほしい。