越後

ガルヴェストンの越後のレビュー・感想・評価

ガルヴェストン(2018年製作の映画)
4.2
「君は捨てられてない」

病に犯された男と、故郷を捨てた若い娼婦の逃避行の果てにあるのは…
ベン・フォスターとエル・ファニングのダブルキャストで送るクライム・ロードムービー。

エル・ファニングが好きなもんで、かつ「レオン」を彷彿とさせる男と女の逃避行ものって言ったらつい期待しちゃうよね。
おまけに原作が「トゥルー・ディテクティブ」のニック・ピゾラットだし!
でも劇場に行く機会を逃してずーっとあっためてました。

エル目当てでしたが、ベン・フォスターが渋い、渋すぎる!
悪人になりきれないところがなんとも寂しげでした。
あんまり今まで意識したことない俳優さんでしたが、ネトフリの「最後の追跡」の兄貴役は印象的だったなぁ。
ちょっと追っかけてみたい。

予告はかな〜り詐欺ってますが、この手の作品が好きな人はそれでも琴線に触れると思います。
クライムアクションというよりは、ロードムービー的な色も強いのかな?
ドロドロな作品なのかと思いきや、結構センチメンタルな色が強かったです。

そこまで起伏が激しい映画ではないし、アクションシーンはほとんどないけど、メイン二人がとってもいい雰囲気だったので飽きずに観れました。
あらすじとか予告の映像の雰囲気が好きなら、きっと気にいるはず!
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