反腰

最高に素晴らしいことの反腰のレビュー・感想・評価

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)
3.9
違う映画を観ようとして検索かけた時に誤字ってみつけた映画。
みてよかった。別に自分の心が凄く動かされたわけでも胸高鳴る感覚があったわけでもないんだけども、今年一発目でみれてよかったな。これ観ながらなんか自分のこと考えた。

いまを楽しむ自分と、いまを一連の中の点としかみてない自分。馬鹿みたいなことでも楽しくてたまらなくて周り見えなくなってのめり込んじゃう自分と、急にサッと怖いほどに冷静になって自分の状況と未来を俯瞰して今の自分に首を傾げる自分。

どの自分も本物の自分なんだけど、それでもどの自分が本当の自分かわからなくなって、それでぜーーんぶ投げ出したくなっちゃうの。

わたしがいつも必要以上にことばを並べてしまうのは、多分本当にいいたいこと思ってることを表すことばが見つからなくて、その表現できない気持ちを何かで隠してあたかもこれが自分の言いたいことって思い込みたいからかもしれない。ただただ自分の語彙力が足りないのか何なのかわかんないけどとにかく未熟さを痛感します。自分の紡ぐことばにいちばんしっくりきてないのが自分でいちばん響いてないのが自分ってのが悔しいね。

“I’m worried about not remembering, not remembering all of the moments”
この言葉はすごくふつうな言葉だけどとても共感した。わたしは要約が苦手で、人へのメッセージや手紙、年末につくるリールとか^ ^全部みんなみたいに端的にできなくて、すべてを伝えたくてすべてを詰め込みたくて、そこに優先順位なんてつけられなくってぜーーんぶ詰め込んじゃうの。多分忘れることが怖いし、思ってる全てが伝わらないことが怖いし、その感情、想い出が確かにそこにあったってことを残したくなっちゃうんだと思う。むずかしいね。

要するに映画の内容とぜーんぜん関係ないこと考えさせられた映画だった。
反腰

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