ねこのみかた

クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的のねこのみかたのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

閉鎖された空間の中で追い詰められ醜い争いを始める人々がゲスくて面白かった。
前半わりとゆるい感じだったのに、後半かなりスリリングな展開になるのでドキドキした。
これは最高。大好き。


[2019年3月11日再鑑賞]
やっぱりこれ面白い。
笑えたりジーンとしたりゲスだなーってなったり怖かったり、この一作の中にいろんな要素が詰まってて全然あきない。
テンポもいいし、それぞれのキャラも面白くていい。

ソリッドシチュエーションスリラーものの一番好きなところは人間同士のドロドロした醜い争いなんだけど、これはほんと醜くて笑う。

まぁこういう状況になったらきれいごと言ってられないから、自分さえよければ…になるのは当然といえば当然。

これの怖いところはこのバルにいる人たちの争いだけじゃなくて、当局が感染を広めないために秘密裏に一般人を犠牲にしてるってところ。
大勢の人を救うためには少しくらいの犠牲はやむを得ないというのもわからなくはないけど、犠牲になる側になってしまった人たちは理不尽極まりないよなぁ。

これがいかに上手く作られてるのか、再鑑賞してよくわかった。
ほんと面白い。大好き。

これはマリオ・カサスと出会った作品でもあるので思い入れが強い。

そしてやっぱりこのマリオ・カサスすごくかっこいい。
いろんな出演作観たけど、この役が一番好きだな。