芸人が好きなので見た。
2人がコンビ組んでてっぺん目指す的な話を想像していたら、まず別コンビだし全然売れてないしでイメージと違って逆に楽しめた。
カリスマ的な先輩神谷さんに憧れていたのに、そのカリスマ性が徐々に薄れていくのか、それともそれに追いついてしまったのか、はたまた元からカリスマ性なんて持ってもいなかったのか、自分の見る目がなかったのかなど、とにかく神谷さんに対する態度が徐々に失望に変わっていく人間の心模様をうまく表現しているなと思った。
憧れてたものが実は大したことがなかったとわかると自分まで少し情けなくなるアノ感情。これは父親が老いて背中が小さく見えることに近いなと思った。
また、漫才じゃなくキャラで売れた鹿谷などこの世は実力だけじゃなく運も味方につけないと売れないぞという又吉さんのメッセージを感じた。
総合的に見て結構面白かった。
エンディングの浅草キッドも良かった。