糸真の垢抜けていない初な感じがとても可愛い。北海道出身としては、それが田舎の雰囲気に合っていて本当に北海道の高校生に見えました。また、ソフトカツゲンや、北海道弁、糸真の担任の先生を勤めている人など、あーって声を出してしまうような胸熱なシーンも沢山あり、出身者ならではの視点からも楽しめました。いわゆる王道な学園ものの展開ではない気がしましたが、その上手くいかない感じが現実の世界に近く、タイトルの通り、ヒロインになりたいけど、自身が持てない女の子に寄り添ってくれるような作品なんじゃないかと思います。お母さんが彼氏が出来たかどうかしか、聞いてこないことはうざったいし、暗黙の了解でモテる男には近づいてはいけないことを押しつけてくるやつもめんどくさい。わおとげんの金銭的な話の部分は妙にリアルな気がしました。でも、そんなの糞食らえなので。糸真は十分ヒロインでしたよ。自分に意地悪をしたはるかと向き合い、兄妹になったわおの恋を応援し、げんに自分の気持ちを伝えた。田舎の景色と相まって、その真っ直ぐさがとても美しくみえました。個人的には、わおが靴下を履いていることを報告してくるの、凄く可愛かったな。っていうか、高杉真宙さんめちゃくちゃ格好良かったな。川栄李奈さん、意地悪する役似合うな。なんて思いながら観てました。
