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北の桜守のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

北の桜守(2018年製作の映画)
2.8

心傷🎬

ストーリーは激闘の時代を舞台に、貧しくも懸命に生きる家族の姿を描いた作品でした。作品はソ連の侵攻により樺太から網走へと渡った家族を軸に、苦悩・愛・覚悟が描かれていました。戦争は無情にも全てを奪い去り、肉体的にも精神的にも深い傷を与えます。特に心に負った傷を治すには何年も何十年もかかり、本人が向き合い乗り越える以外治すことができません。過去や起きてしまった出来事を振り返る事はとても辛い事ですが、前に進む為には必ず必要です。ただ所々出てくる舞台演出によって熱が冷めてしまう点が残念でした。
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