けーはち

コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝のけーはちのレビュー・感想・評価

3.4
辛亥革命の頃の中国、内戦状態で軍閥が幅をきかせ好き放題。そんな中で自警団を作り平和に暮らす一つの村を巡る攻防が繰り広げられる。

村に突如、有力な軍閥の副総帥が一人でやってきて三人を殺す。それは死刑に相当する罪だが、村人たちは彼を捕らえつつも軍閥の圧力を受けて刑の執行に踏み切れず、内部分裂。それは彼の思惑通りで、単に武力で村を攻め滅ぼすだけでは飽き足らない愉快犯的な行為であった。

……という筋立てはなかなか良いし、さまざまな武器や生活環境日用品を駆使した、お得意のワイヤーアクションも見応えあるが、主人公の流れ者と兄弟子のドラマの決着はイマイチ。最後に「群衆が圧政者をリンチして仕留める」という展開はメッセージ性はあれども中国武術カンフーアクションものにそれは求めてないからなぁ……