けーはちさんの映画レビュー・感想・評価

けーはち

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映画(1914)
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

家族の不幸で心を病んだメンヘラ厄介カノジョをつれた文化人類学の学生とその仲間たちがスウェーデンの奇習の村へ……

夜なお煌々と照る白夜の世界、明るくほのぼのした中にそこかしこに不穏さを陰らせる雰囲気の
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

ポン・ジュノ監督の韓国社会格差への皮肉と諧謔の詰まったサスペンス&ブラックコメディ。

全員無職、パラサイト一家、半地下のきったねぇ〜暮らしから様々な手練手管を駆使して成り上がるテンポ良い作劇を見せつ
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.3

CGによる猫メイクの見た目のキモさが話題騒然だったが、そんなのは気づけば慣れるもの(とはいえ熱にうかされたときの悪夢と呼ばれる映像表現、特にゴキブリをバリバリ食うシーンの奇想は大したものである)。それ>>続きを読む

劇場版 ハイスクール・フリート(2019年製作の映画)

3.1

気づけば3月。年末年始からVTuber(バーチャル・ユーチューバー、CGのアバターをかぶって活動するYouTuberのこと)にハマって映画はお休みしていたがボチボチ話題作はレビューしていきたいところ!>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.6

16回も脱獄を繰り返し1度も銃を撃つことのない紳士的なスタイルで銀行強盗を重ねた伝説の強盗フォレスト・タッカーを描く。

強盗なのに上品、銃を突きつけても柔和に語りかけ怖がる相手を気遣い、清々に事を運
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

アルゼンチン犯罪史上最も有名な殺人犯であり「死の天使」とか「黒い天使」などと呼ばれた美少年殺人鬼を描くスペイン/アルゼンチン映画。

主人公カルロス(カルリートス)を演じるのは「南米のディカプリオ」と
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.4

おバカ脳筋タイプの役が多かったザック・エフロンがFBI指名手配TOP10に入る恐怖の連続殺人鬼テッド・バンディを演じる伝記犯罪スリラー。

ハンサムで頭脳明晰だった彼はロースクールに通いながら、せっせ
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.8

フランス映画。主人公はシングルマザーの姉を持つ24歳の青年。ある日、姉が急逝、彼は姪の後見人となるか、人生の岐路に……

まだ若く未熟な青年と母親の死を受け入れきれない少女が、共に暮らし家族になるまで
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.9

MtFのトランスジェンダーの美少女がバレリーナを目指すも○ン○ン隠すためにガチガチのテーピングで肌は荒れるわトイレはつらいわ、仲間にはイビられるわ、肉体を追い込む練習の最中のホルモン治療で体調を崩すわ>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

既存路線に寄せ割と保守的にJJ監督がまとめたEp.7、あまりリレーする気のないライアン・ジョンソン監督の革新的なEp.8、さらに一回転してJJ監督のEp.9に逢着したSW。てんやわんやしたが結構美しい>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.4

洋館での密室殺人の犯人当てというオールドファッションな本格ミステリーを軸にしつつもそのクローズド・サークルを造り出す特殊な仕掛けが──意外や意外な組み合わせのジャンルクロスオーバーを成し遂げた珍作。い>>続きを読む

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.5

韓国映画。とある新薬の人体実験で首から上が魚に突然変異した青年を巡って巻き起こる騒動を媒介に、社会・人間の在り方を風刺する。『シェイプ・オブ・ウォーター』あたりと同じ、異形(水生)が織り成す現代の幻想>>続きを読む

ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)

4.0

初老の早撃ちガンマン、ジャック・ボーレガード(ヘンリー・フォンダ)は引退を決めているが未だに巷では「彼より速い男はいない」(Faster than him… Nobody)と言われている。そんな彼に付>>続きを読む

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

4.0

今回は前作メンバーがぶっ壊したハズの「ジュマンジ」を大学生になって再び起動しちゃう話だ。思春期に「男の中の男」ロック様ことドウェイン・ジョンソンになる体験をしちゃったら、仮に死にかけたとしても、男子な>>続きを読む

復讐の十字架(2017年製作の映画)

2.4

ポスターの通りデカい十字架とハンマー振り回して復讐相手をバチーンとやっつけるオーランド・ブルームが観られるのかな?

と思ったらそんなシーン皆無じゃん!!!

原題がRoman(ローマ人への手紙)でキ
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.7

60年代モンタナの田舎町、ゴルフ場で働く父親(ジェイク・ギレンホール)は解雇、まともな仕事に就けず何か意固地になって山火事の消火の仕事に出かけてしまい、母親(キャリー・マリガン)は地元の名士と不倫を始>>続きを読む

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.7

50年代の共産圏ポーランド、歌劇団の作曲家と歌手は良い仲になるが、作曲家がフランスに亡命して二人は生き別れに。機会を見つけ二人は逢瀬を重ねるが……というメロドラマ。歌は世に連れ、とはよくいったもので、>>続きを読む

デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

3.8

「デジモン」って言ってみりゃ「ポケモン」みたいなものだけど、「戦うたまごっち」というコンセプトでバンダイが出した電脳世界のモンスターということらしい。本作は細田守の初期監督作で、クオリティの高さから業>>続きを読む

無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.5

「ナメてかかったオッさん(マ・ドンソク)がヤバい奴で、彼の身内を拐ったばかりに犯罪組織壊滅」……『96時間』ライクなアクションスリラーin韓国。

昔は「雄牛」と渾名された猛者が若いヨメさんを貰って丸
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.0

ゴールドラッシュに沸く1851年のオレゴン州。変わった名前のシスターズ兄弟(ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス)が追うのは金を掘らず、“化学式”で採集しようとする科学者(リズ・アーメッド)。>>続きを読む

ロリータ(1997年製作の映画)

3.3

14歳の頃に初恋相手が夭折、その年齢の女の子に拘り続けたハンバート教授(ジェレミー・アイアンズ)が結婚相手の連れ子ロリータちゃんと禁断のアレするアレです。

キューブリック版よりも明白に原作の筋をなぞ
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planetarian 星の人(2016年製作の映画)

3.4

空を分厚い死の灰が覆う滅亡間近の世界。人類がもう見ることの叶わない星空をプラネタリウムで映して歩く「星の人」……彼はかつて壊滅した都市でプラネタリウムの案内用ロボットと出会い、その純真な想いを引き継い>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.3

フィリップ・ラショーが小学生の頃から大好きだった日本の漫画『CITY HUNTER』を実写化。フランスでは『NICKY LARSON』という題で翻訳され、人名もNickyやLauraといった名前に替え>>続きを読む

のみとり侍(2018年製作の映画)

3.5

妻と死別して以来独り身を続ける生真面目な勘定方の武士(阿部寛)はある日、主君の不興を買い「猫の蚤取り」の身に落とされた……🐈

「猫の蚤取り」とは江戸時代中期、田沼時代に自由化された男娼のこと。不器用
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.9

台湾アニメ。1974年生まれの女性監督が、自分の体験を振り返る半自伝的作品。『三丁目の夕日』とか『ちびまる子ちゃん』みたいなデフォルメ強めキャラ+絵本チックな背景のノスタルジーを誘う絵柄、現在と過去の>>続きを読む

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.7

パリでテロを止められなかった心痛で一線を退きロンドンでケースワーカーの仕事をしていたCIAの尋問官(ノオミ・ラパス)が、急な仕事で呼ばれる。彼女はうまく容疑者を自供に追い込むものの、それは内通者の罠。>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.2

ジャック・ニコルソンの怖い顔芸と映像美を誇るキューブリックの名作『シャイニング』は序章に過ぎなかった──三十余年を経て明かされる、超能力〝輝き〟の真髄。〝輝き〟を喰らう悪の超能力集団の存在。少女を救え>>続きを読む

仮面ライダー世界に駆ける(1989年製作の映画)

3.5

仮面ライダーBLACK RXが強すぎて手に負えないので、強化前のBLACK時代に戻して倒そうとしたら、何故か時空を超えRXが助けにかけつけて、その再変身版であるロボライダーやバイオライダーまで揃い踏み>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.5

孤児院を舞台にしたスイス/フランス制作のストップモーション・アニメ。一見可愛らしい人形劇のようで、良く見るとカッと見開いた目の周りにクマがあるような病的な陰をまとった不安を誘うデザインのキャラが象徴す>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

3.6

『不思議の国のアリス』を原案としたヤン・シュヴァンクマイエルの、人間の役者と人形を織り交ぜた、ストップモーションアニメ。不思議の国っつーか不気味の国。センスオブワンダー、よりはウィアードでクリーピー。>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.9

名作と名高いベトナム戦争映画。っても三時間のうち、一時間も戦争シーンがないのでびっくり。ベトナム出征前後と合わせ、一幕に結婚式→鹿撃ち、二幕に戦争→捕虜→ロシアンルーレット(拷問と賭けのネタを兼用)、>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー初Wプリンセス主人公で超ヒット作の前作アナ雪とは「同じ土俵でやっても仕方ねぇ~!」とばかりに色あいを変えてきた本作。意表をつかれる新機軸で個人的には前作よりも楽しかった。

地水火風のいろん
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洗骨(2018年製作の映画)

4.0

オープニングに吉本興業関係のクレジットが入ったので珍しいな~と思っていたら監督はお笑い芸人ガレッジセールのゴリ。なるほど、沖縄離島ご当地映画で小ぢんまりしている割にはキャストは豪華。

4年風化させた
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長いお別れ(2019年製作の映画)

3.5

認知症の山崎努を一家みんなで介護する。『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督。『湯を~』等の過去作では泣けるドラマの中に倫理的なヤバさ、変態趣味とカルト感が入り混じり、全体に好評でも否定も多数という感>>続きを読む

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.0

銃の闇取引のため廃工場に集う2組のギャング。くだらない下っ端の喧嘩から、撃ち合いに発展──中々死なずに満身創痍でズルズル床を這い回って撃ち合う、泥臭い限定シチュエーションものアクション・コメディ。>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

3.6

ロシア映画。離婚直前夫婦は互いに新しい相手を見つけて息子に無関心。どちらも引き取る気はなく寄宿舎に送り出そうとする。そんな中、息子が失踪。早く別れたいのに息子を探す間は同行せざるを得ずグチャドロな本音>>続きを読む

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