がんこあん

きみの鳥はうたえるのがんこあんのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
1.0
ストーリーはなく雰囲気を楽しむ映画なんだね。

こういう自堕落な生活を学生の頃はしていた。
大学の講義もほどほどに、あちこち友達の下宿先を泊まり歩いてたまにバイト行ってほぼだべって酒飲んで。
だから学生の頃見たら楽しめたのかもしれないけど、しかしながら全く内容は無いし見ていて感情が揺さぶられることもなく、ラストもなんらかの「余韻」を感じることすらなかった。ただただ冗長で退屈でつまらなかった。
というか、主人公達に嫌悪感すら覚える。
それだけ歳をとったのかな。

つか、ググったら80年代の東京を舞台にした若者が主人公の小説が原作なのね。
しかもビートルズの曲が題名の由来になっているとか。
これがそのまま80年代が舞台だったら面白かったかも。好景気の東京が舞台なら背徳感もあったし音楽もビートルズだったらしっくり来たかも。でも2020年の、しかも函館と来たら、リアルな絶望と悲しさしかないよね。