めちゃくちゃ面白かった。
異常さがどんどん加速して行って恐怖が笑いに変わるくらい怖い。
幽霊とかよりこういう人たちの方が圧倒的に怖い。。
この映画って、母親が妊娠とか子供や自分たちの未来に対しての、不安や恐怖を描いた映画なのかな。
自分(達)の家が、自分の物が共有され自分の物だけじゃなくなっていくストレス。
(親との同居や他人との生活)
夫が自分と子供を作りたがらない。
浮気などの不安。
子供をきちんと産めるか出産の不安。(トイレで流したのは流産のメタ?)
子供を授かった後もこれからの未来、夫との未来。どんどん他人が自分たちの世界に踏み込んできてさらに不安になる。
社会などの外界への恐怖心。
未来の見えない暗い世界、ディストピア、暴力、戦争。
初めに家に来た家族は主人公が想像で抱いてる未来の自分たちか。
子供が産まれた時だけ、わずかな間だけ静かな時が流れる。外の声も止む。
たった1人の理解者。自分の分身。自分自身。
夫に子供を渡さないのは、その理解者がまた自分の手を離れてしまうのではないかという不安。
そしてその不安は的中する。
外に出た子供は社会にもまれまわされ殺され喰われる。(子離れ、子供への心配、不安)
子供を奪い返そうとすると逆に殴られ傷つけられる。
そして母親の心は破壊され燃え尽きる。
そしてまた繰り返される。
奥さんを一番にしない人はみんな爆発すればいい。
これを観た時思ったのはローズマリーの赤ちゃんと同じコンセプトだなというところ。
これも妊娠や出産の恐怖を描いていた。
演出的なところで言うと休む暇が全くなくて最悪なことが起こり続けてて最高だった。
ずっと不安な感じが続いていてコイツら全員ぶっ殺してぇ!っていところまでいって最後に家爆発させてくれたのはよかった。
最後に爆発する映画は良い。。。それだけでいい。全部の映画そうしよ。
どんなつまんない映画でも最後に爆発させれば面白くなるんや。。
聖書を引用とか言ってる人沢山いるけどそれはただの裏テーマであって本当に言いたいのはそこじゃないでしょ。。🔪🏠💥