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めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービーのmaのレビュー・感想・評価

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「めだまろん」というレジデンツに全く合わない邦タイトルが示す通り、和訳が酷すぎる。

レジデンツ、そもそもロックミュージック周辺の文化を全く知らないアルバイトが辞典を片手に訳したのではないかと思うレベルなため、意味の通じていない箇所が多くある。

内容はTalking Headsのメンバーなどが嬉々としてバンドについて語っていたり、Devoが関連付られて大きく取り上げられていたりとロックファンにとって興味深い部分があり、和訳以前のドキュメンタリーとしては出来は決して悪くはない。

しかし、アルバムを多く手元に揃えた熱心なファンにはこの酷い和訳を以て観る場合でも感覚で分かる部分もあるだろうが、レジデンツや周囲のカルチャーに興味を持ち始めた程度の段階の視聴者に非常に不親切、独り善がり過ぎる点が残念でならない。
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