英勉監督だしもっとコメディに寄せてくのかなと思ったけど、意外にあっさり。中村倫也演じる顧問の先生だけただひたすら道化師で、でもその道化の行動から物語が展開していくところに英流飽きさせなさを感じたし、アイドル映画としても、部活青春映画としてもそれぞれバランスよく完成している感じ。
「なぎなた」という武道の歴史（かつては武家に嫁ぐ女が身につけたらしい）と乃木坂がメインキャストで無粋かもしれないけれど、「女は度胸」ってフレーズがわりと何度も出てきて、えっ、そこ性別関係あります……？とかいちいち思ってしまった。昔の作品だったらそこまで過敏にならないと思うんだけど。
