ちぇり

エブリシングのちぇりのレビュー・感想・評価

エブリシング(2017年製作の映画)
3.3
重症複合免疫不全症(SCID)と診断された一人の女の子の日常を中心に話は展開されていく。この映画を見るまで、SCIDという病気そのものを知らなかったし、実際発症率も極めて低く難病であるこの病気を題材として扱った点は、高く評価すべきところだと思う。ただ、最後のオチがあまりにも不服。せっかく世の中では殆ど知られていないSCIDを扱うのであれば、どんでん返しが起こる以前までの様子をより丁寧に深く描いて欲しかったし、この病気の恐ろしさを伝える形で終えて欲しかった。果たして映画監督は啓蒙目的で作ったのか?それとも…?軸が分からない。
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