2021/8/22鑑賞。33点。
〈見所〉
・シンドラー製エレベーター
・斬新な階段の降り方
・マルチバース論
〈あらすじ・ネタバレあり〉
ママが幼い頃に亡くなった女子高生・クレアは、ゴミ漁り癖のある父・ジョナサンからオルゴールをもらう。
オルゴールに触れながら願いを唱えると、その願いが叶うと気づいたクレア。
嫌いな同級生を皮膚病にしたり、疎遠になった叔父の遺産を手に入れたり、気になる同級生といい感じになったり…と願いを叶えていく。
その一方で、願いが叶うと同時にクレアの身の回りでペットや人が死んでいく。
ある日、クレアはオルゴールに記載された中国語が気になる。
同級生・ライアンの親戚・ジーナに翻訳してもらうと、【ルー・メイという中国人が、悪魔・ヤオグアイを呼び出すのに使ったオルゴール】だった。ルー・メイはオルゴールで願いを叶えて金持ちになったが、その後アヘン中毒で死んだらしい。
さらに、オルゴールを捨てるとこれまで叶えた願いは元に戻るらしい。
ジーナは翻訳したその夜に、【父親のゴミ収集癖を治してほしい】というクレアの願いの犠牲となり死んでしまう。
ジーナには翻訳できなかったが、オルゴールには古代文字が記載しており、そこには【オルゴールの音が鳴り止むと、血の代償を払わなければならない】と書いてあった。
ライアンは、【メイの死後、オルゴールを手に入れた人たちが全員不幸になって死んだ】ことを突き止める。7つの願いが全て叶うと、悪魔・ヤオグアイに魂を差し出さないといけないらしい。
クレアは、手放せば元の生活に戻ってしまうので、絶対に願い事をしないことを条件に、手元に置く。
だがその後、クレアの願いの代償として、親友・メレディスが死ぬ。オルゴールの秘密を知るもう1人の親友・ジューンは、クレアの家に忍び込んでオルゴールを盗み、学校のロッカーに隠す。
ジューンのロッカーから、オルゴールを奪い返したクレアは、母親が生きている人生を願う。
願いは叶い、父と母と妹たちに囲まれて誕生日を過ごす。クレアは屋根裏部屋に行き、オルゴールが描かれた絵を見つける。
母親の死は、オルゴールで幸せな生活を築いた代償だったと察する。直後、願い事の代償として、父・ジョナサンがチェーンソーで首を切って死ぬ。
クレアは、7つ目のお願いをする。それは、ジョナサンがオルゴールを見つけた日の朝に戻ること。
クレアは、ジョナサンとメレディスが生きていることを確認して安心する。
ジョナサンと一緒にゴミ漁りに行くと、クレアはオルゴールをこっそり手に入れ、「このオルゴールを埋めて欲しい」とお願いしてライアンに渡す。
元通りの人生に戻ったかと思いきや、クレアはいじめっ子の運転する車にはねられて死ぬ。
【7つの願いが全て叶うと、悪魔・ヤオグアイに魂を差し出さないといけない】から。
クレアの死を知らないライアンは、オルゴールに興味を持ち、埋めるか迷う…
(埋めたか埋めてないかは明らかにされていない)
