コ

パパのお弁当は世界一のコのレビュー・感想・評価

パパのお弁当は世界一(2017年製作の映画)
1.5
これをお金を取って劇場公開していた事に憤りを覚える程に駄作です。
実話ベースという事でこの物語については言う事はないし、この親子のエピソードもとても良いものだと思います。
問題は演出と脚本ですね。

本当にひどすぎて、76分という短さでも拷問レベル。脈絡のない会話と物凄く断片的なエピソードをテキトーに繋ぎ合わせたとしか思えない作り。
形式的なセリフや演技、そして気持ちをやたら口に出すオーバーすぎる演出。
こんな事ばっかりやってるから誰にも感情移入出来ないし、全体像が全く見えてこない。
脚本とか書いてるんですかね、コレ。
具体的なシーンを例に出すと、主人公がお父さんや友達から”太った?”と揶揄されるところ。本筋とは全く関係なく、太る原因となるシーンも無い。
で、その後に彼氏が弁当を食べず主人公が代わりにその弁当を食べるシーン。
彼氏の弁当を食べる→太る
なら分かるんですが、
太る→彼氏の弁当を食べる
なので、全く意味不明。で、結局なんで太ったの?そこ関係ある?脚本が杜撰すぎる。

最後の手紙のシーンの【3年間お弁当ありがとう】で愕然としました。え?これ3年間の話なの??薄っぺら〜〜、、、。

徐々に上手になるパパのお弁当に反して、一向に面白くならない映画でした。
コ