このレビューはネタバレを含みます
予告編ではサイコスリラー、ジャンルはミステリー、実際見て見るとヒューマンドラマっぽくもあり…
ともかく謎はないな、ウン
冴えないし母親の闘病を支えなくてはならないし、小説は出版社に認められないし、人付き合いも苦手でつい嘘を付いてしまう、薄暗く幸薄いオーラが身に沁みついてるナンシー。
母が亡くなってすぐ、TVから流れてきたニュースを見ると…
30年前に行方不明になった少女の現在の姿を予測したCGが自分にクリソツ！
倖せオーラを纏わせてオッシャンティ～にしたらクリソツ！
そしてナンシーはTVに出ていた老夫婦に電話を掛けるのだった。
「もしかしたら私が娘かもしれません」
老夫婦のお宅を訪ねると、DNA検査の結果がわかるまでの数日間をともに過ごすことに。
奥さんはとても好意的。旦那さんはちょっと懐疑的。
検査の結果が出れば明らかになってしまう嘘。
ぎくしゃくと疑似家族のような生活をおくるナンシー。
滞在中、ナンシーの飼い猫が家を出て行ってなかなか帰ってこない。
不安でたまらくなり必死で探すナンシー。
猫ちゃんはフラリと戻ってくるのだけど、この時気付いたのだろうか。
生死も分からず行方の分からなくなった大切な存在のことを。
終始薄暗くて何かが起こりそうで起こらない、淡々とした作品だった。
何も起こらないのに心に染み入ったﾜﾝね…。
