TADASHI

きつねとヒヨコのTADASHIのネタバレレビュー・内容・結末

きつねとヒヨコ(1943年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2005年版『チキン・リトル』より先に作られてたチキン・リトル。

Wikipediaで調べてから観たから大丈夫だったけど、何も調べずに見たら超絶トラウマもの。

平和な鳥農場。狐は農場内の鳥を食べてしまいたいが、柵が高くて農場へ入れないし、農場主の銃が怖い。なので心理学を使って鳥達を騙すことに。ターゲットにされたのが、少し抜けているヒヨコのチキンリトル。狐はリトルに「空が落ちてくるから逃げろ。これは神のお告げだ」といい、信じたリトルは農場中に騒ぎを起こす。しかし鶏のリーダーによって騒ぎは収められる。すると今度は鶏のリーダーの噂話を流し、リーダーを失脚させ、リトルに「キミがリーダーになるんだ」とけしかけ、さらに落ちてくる空から逃げるため、「洞窟へ行け」と誘導する。リトルを信じた鳥達は、皆一目散で洞窟へ向かうが、それは狐の罠。鳥達は全てキツネに美味しく頂かれてしまう。狐は食べた鳥の骨を墓の様に並べていた…
ナレーターが驚いて最後「この話はこれでおしまいかい?」というと、狐が「たまにはこんな話があってもいいだろ?」という。

2005年版『チキン・リトル』で登場するクラスメイトの名前はこの作品からきているみたい。フォクシー・ロクシーとか、コッキー・ロッキーとか。

だいぶブラック。噂に惑わされて行動する様は『チキン・リトル』にも通じるね。

『不思議の国のアリス』の牡蠣の話といい、結構ブラックぶち込んでくるディズニーも嫌いではないけど、トラウマ過ぎて観れなくなりそう…

吹き替えが良かった。
ちょっと時代感のする吹き替え。きつねの「・・・じゃーい!」とか。
ディズニー好きだと結構聞き慣れてる人たちみたい。
ヒヨコ=『王様の剣』のアーサーって知ってなるほど!と驚いた。
ナレーションの「洞穴はこちらっ♪」というその後の展開を考えるととてもそんなテンションで読んでられない明るさと、そもそもその看板の内容1個ずつ読むのかよっていうシーンが結構好き。
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