東京国際映画祭にて。
何度となく通った新潟までの関越道。
夜な夜なハンドルを握っていた時間、景色がオーバーラップしてきたし、
新潟市内の景色にも親近感が沸いた。
時を経たことが吉と出たストーリー。
原田泰造の演技良かった。
踏み込んで壊れるのが怖いのは、結論の先送りだよな。なかなか出来ないんだけど。
利一も、志穂も、もどかしい。
人の恋愛なんて、そんなものか。
どうしても上手くやっていけない相手がいる、それは同意できるから嫁姑は深刻だ。
なるべく相手の顔を見ていきたい。
気持ちを考えていきたい。
ラスト、心のどこかで利一を待っていた志穂、やはり忘れられないか。
美雪を拒むことで、ようやく志穂への気持ちを再確認する。美雪の存在が後押しになって良かった。
ただ、志穂のスパっとした身の切り替えは凄いなぁ。
「白鳥は群れでなく家族で海を渡っていく。人間には、なんで出来ないんだろうな」