クメールルージュがメガネしてるだけで殺しにくるやばい集団てことがこの作品では伝わりにくいな…。
前知識がないと何が起こってるか全くわからないが、子供視点だから実際そんな感じだったのかもしれない。街でそれなりに良い暮らしをしてたお嬢さんが、気づいたら家族がバラバラになって森の中で自給自足しながら子供兵士に仕立て上げられる話。
子供達に親を殺せる教育をする異常集団だけど、それがどこかの新興宗教とかじゃなく政権を握った人の指示っていう異常さがわかりにくい。
残虐な描写があんまりなかったからかも。
クメールルージュやポルポト政権が何をしたかに興味を持つ入り口としては弱いかな。最後もそんなうまいこといかんやろー言う感じ。
そのかわり過酷さや、あと自分達で埋めた地雷の恐ろしさはかなり丁寧に描いてたな。
にしても観光地としてのカンボジアがこの虐殺によって現在高齢者がほとんどいないていうのが怖い。キリングフィールドは、外国人の視点と大人の視点なので状況がよくわかるかも。