若い頃に魚喃キリコの漫画にどはまりしていて、中でも南瓜とマヨネーズは大好きだった。
から楽しみにしていた映画。世界観どんぴしゃ。
漫画の、淡々とした、でもなんだかどろっとした雰囲気。
そして臼田あさ美さんのツチダが愛しくて愛しくて。
ひとりで立ってらんなくて、色々なものにすがって、手放すのも手に入れるのも怖くて。誰かに愛されたいとか、誰かに何かをしてあげている・支えている私、とか。そういうものに自分の価値をおいてしまうとやっぱりこんなふうに迷ってしまう気がする。ラストに向けて、気持ちに折り合いをつけていく感じがなんかリアルで良かった。