最近観た予告編が興味をそそったので、忘れないうちに鑑賞。
一言で表すなら、ジャパニーズノワール。
ただ、ノワール感が思ったより弱かった。
長男大森南朋、次男鈴木浩介、三男桐谷健太の3兄弟による、父親の遺産をめぐって巻き起こる群像劇。
全体的な雰囲気は好みだったけど、もっともっと心を抉る描写が欲しかった。
なかなかバイオレンスに振り切らない。
大森南朋の不気味さも良かったが、本作で1番良かったのは桐谷健太。
ヤンチャだけど、1番人間臭く、優しい。
あとは、ちょっと長いかな。
テンポよく100分ぐらいにまとめてもらえたら、もっと良かったかも。
ヤクザよりプー太郎より、政治家の方がよっぽど汚い。
人様のお家に上がる時は、ちゃんと靴を脱ぎましょう。