いのさん

移動都市/モータル・エンジンのいのさんのレビュー・感想・評価

3.8

《巨大移動都市ロンドン》

(あらすじ)
「60分戦争」と呼ばれる最終戦争から数百年の時が過ぎ、わずかに残された人類は地を這う移動型の都市で生活することを余儀なくされた。
巨大移動都市ロンドンは、都市同士が捕食しあう弱肉強食の荒れ果てた地でその支配を拡大させ、小さな都市を捕食することで成長を続けている。
そんなロンドンの指導者的立場にあるヴァレンタインに対し、過去のある出来事から復讐心をたぎらせる少女ヘスターは、ある小都市がロンドンに捕食される騒ぎに乗じてロンドンに潜入。
へスターは激しい怒りを胸に、ロンドンへの反撃を画策する。

この作品の見どころは何と言っても「世界観」これに尽きると思います。
予告を見た瞬間にこんなありかよと思い、公開初日にレイトショーで観に行きました。

実際に見に行ってもその世界観が画面いっぱいに広がっていてアンティーク調の機械に囲まれた世界は、まさに産業革命時のロンドンを彷彿とさせるものでした。
そこに空に広がる町や海の上に浮かぶ監獄など要所要所で素敵な世界が広がります。

ただ内容を複雑化しすぎて盛り込み要素多めで頭が処理できない点が多かったため、もう少し内容をスッキリさせて世界観で勝負した方が記憶に残る作品になったと思いました。

それでもRPGゲームにありそうな世界をあのレベルで映画にするのは少年心をくすぐられ、常にワクワクが止まらなかったため素晴らしい作品だと思いました。
設定や世界観に注目してRPGの主人公気分で楽しんで観てもらいたい作品です。