こばまさ

孤狼の血のこばまさのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.5
シネマdeショー!のお時間です。
第20回目は、ワタクシ選定作品
『狐狼の血』

観るのはこれで3回目なんですが、まともにレビューを書いていなかったし、ちぃちゃんが再鑑賞したいって言うしで🙋🏻‍♀️笑
それでは、広島弁で捲し立てながらいってみよう🗣


-昭和63年、広島の呉原では暴力団組織が街を牛耳り、新勢力である広島の巨大組織五十子会系「加古村組」と、地元の「尾谷組」が睨み合っていた。
ある日、加古村組の関連企業の社員が行方不明になる。
呉原東署のマル暴刑事・大上章吾(役所広司)は、そこに殺人事件の匂いをかぎ取り、広島県警本部から配属された新米刑事・日岡秀一(松坂桃李)と共に捜査に乗り出す-

“警察じゃけぇ、何してもえぇんじゃ”


もういい加減、ここで満点💯スコアを出してもいいかな…って本気で悩んだ!
そのぐらい大好きな作品だし、最初から最後までずっと面白い!!
観るの3回目のくせに、何度も鳥肌立ったし、終始ワクワクするし、クライマックスの展開は感動するし…


第42回日本アカデミー賞で、最多の12部門ノミネート、内4部門で最優秀賞を受賞し、この年の映画界を席巻したモンスター作品。

そんな中でも、この人に触れずにこの作品の何を語るの?という程、圧倒的な存在感とその強烈な広島弁のインパクトを残した、大上ことガミさん!(役所広司)
もはや、どっちが本物の暴力団か分からないやり口、手段を選ばない捜査、コンプライアンスなんてガン無視の昭和全開!
これぞ、“不適切だがスーパーヒーロー”

そんなガミさんとバディを組まされる日岡(松坂桃李)
ガミさんのやり方について行けず、やがて不満と不服が募り、遂にはガミさんに噛みつく…
最後は、ガミさんの本当の姿を知り、一皮剥けた日岡は覚醒…の話は続編に取っておこう。

あとは、裏社会の社交場として登場するクラブのママ役、真木よう子。
真木よう子と言えば、滑舌が気になる作品が結構ある中、この映画に関しては全く気にならない。
やはり、こういう役がハマる人。

そして、やはり触れずにはいられないのが尾谷組・若頭役の江口洋介。
まぁその容姿と発するセリフがいちいちカッコいいので、ずっと抱かれたいレベル。
見せ場は、ラスト15分!ここに全てが凝縮されてます!

その尾谷組に対立する、加古村組・若頭役の竹野内豊。
めちゃくちゃ狂気的で、めちゃくちゃ存在感あるけど、この作品の中だと1人だけ昭和テイストじゃないキャラクター。
なのに、観終わる頃には忘れてる…(他のキャラが強すぎて…


他にも、真珠マン、音尾琢磨
目がずっと怖い、滝藤賢一
びっくりどっきりクリトリ…石橋蓮司
瞬殺だけど、1番重要!駿河太郎
ワタシの中では永遠に格さん、伊吹吾郎
イケイケGO GO!中村倫也
おっぱい要員、MEGUMI

脇役が渋滞し過ぎて回収し切れず。
だって、全員存在感ありすぎ。



ワタシの中で殿堂入りしている映画に、『男たちの挽歌』という作品がある。
この作品はヤクザが主役で、その男たちの熱すぎる友情とあり得ない銃撃戦が売りであり、まだ幼い頃に観た時から記憶に刷り込まれ、この歳になってもこの映画を超える感動はないと勝手に思ってる程。

対して『狐狼の血』は、ヤクザが脇役で警察が主役だけど、それに勝るとも劣らないパワーを持っていて、軽い気持ちで観たら火傷をするぐらい衝撃的な作品だ。

初めて観た時「日本でもこんな映画が撮れるんだ」と、心の底から感動した。
やっぱりワタシ、任侠映画が根っから好きみたい。

って、酔っ払ってレビュー書いたら、ぶち長うなったわぃ。


たいぎぃけど、続編も観るかの。


初鑑賞☆4.3
2回目☆4.3
3回目☆4.5


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ちぃちゃん!やっぱりこりゃ最高じゃわ!
俳優陣みんな良かったけど、やっぱりガミさんじゃの!!
満場一致でコバデミー賞じゃ🏆
こばまさ

こばまさ