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孤狼の血のglassmanのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.5
「理性が保てんからヤクザやっとるんじゃ!」的なセリフがあったけど、まさにそんな狂気がスクリーンから伝わる久々に見応えのある作品。

イントロで広島ヤクザ抗争の新聞記事のフラッシュにナレーションを被せていく。
あぁ、70年代深作監督による文太さんはじめ当時の東映が誇るヤクザオールスターキャストの面々が浮かぶ。
今作はその中身から「県警対組織暴力」がベース。
当時と同じく娯楽性の他にも、マル暴で今の経済ヤクザの様に地下に潜る事の危険など、[必要悪の在り方]といった社会性にも触れている。

役所さんヤクザ慣れしてないのに歳イッテから芸域拡げてさすが。

痛い、臭い、汚いが苦手なほとんどの人へ、映画ならOKです。
 
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