犯人です

消された女の犯人ですのレビュー・感想・評価

消された女(2016年製作の映画)
3.2
【あらすじ】
「追跡24時」と言う番組の名プロデューサー「ナムス」の元に精神病院の入院患者が書いた日記が送られる。
日記の最後「カン・スア」と記載があり、精神病院に強制的に入院させられた内容であった。
その精神病院では1年前に火災が発生し全員死亡。また、同日に精神病院に入院中のはずの「カン・スア」に警察署長が射殺される事件が発生。
疑問に思ったナムスは事件の真相に乗り出す…

『良い点』
・出演者の演技が良かった。
 (特に、心に闇を抱えるカン・スア。)
・韓国映画独特の良い意味で暗い雰囲気

『悪い点』
・最後にどんでん返しに整合性がない。


(まとめ)
韓国映画を初レビュー
今まで何本か韓国映画を見てきましたが、めちゃめちゃ韓国映画らしい韓国映画だなと感じました。(笑)
暗くて、陰鬱な雰囲気をバリバリ醸し出してます。
韓国では、
「保護者2人の同意と精神科専門医1人の診断があれば、患者本人の同意なしに保護入院として強制的に入院させることができる」
という精神保健法という法律を悪用して臓器売買や財産を狙う事件が起こっていたようです。
この映画もこの法律の悪用を題材にし、テレビ番組に取り上げられた結果、法律改正に至りました。
映画の内容に関しては、精神病院内の悲惨な実情をうまく描いていました。胸糞な内容なので苦手な人にはオススメできないです。
ラストのどんでん返しや映画の細かな部分で疑問を持つ事が多かったのが残念な点です。だいぶ、無理矢理感がありますね。