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ファースト・マンのkikiのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
3.9
大好きチャゼル監督。

4DXで鑑賞。
アームストロングさんと月に行ってきました!
4DX大正解。
以前から宇宙映画を見れば見るほど、行きなくないな〜という気持ちがあったけれどこの4DXで体験してその気持ちはより強く確定。

宇宙怖い!
未知なる地を求めて男たちとそれをとりまく妻たち、子供達のストーリーではあるけれど、チャゼル監督&アームストロングなのでそれはそれは淡々と日常を撮っている。のが好印象。
一見人類の夢や希望の象徴であるような宇宙開発。
宇宙へ行けるか否か、一喜一憂しては、死と隣り合わせの環境。
みんな口や表情には出さないけど、表面化の下には必ず恐怖もある。
淡々と進む画面の中に、そういった微妙な感情がひしひしと伝わってすごく怖かった。

そして、それをとりまくロシアとの開発競争、なかなか実績が出せなくて焦るNASA、反対運動など。映画からはオーバースペックな状況をすっごくコンパクトに、ジャスティン・ハーウイッツの音楽にのせてまとめ上げてるところはチャゼル監督のセンスのよさを改めて実感。
たまに見せる、ラ・ラ・ランド的なノリなど。お家芸をちゃんと入れてくるあたりはファンとしては嬉しい。

4DXだったので、動きがプラスされる分、こちらの気持ちが入り込んで劇中ずっとハラハラ。体は冷えました。よってあのエンディングが、めちゃくちゃ、同感。
いつのまにか、やっぱり奥さん視点で見てた事に、終わってから気づいた。
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