みみしゃ

冬の旅のみみしゃのレビュー・感想・評価

冬の旅(1985年製作の映画)
3.3
『町で見つかった若い女の死体
 誰がこのモナのことを覚えているだろう
 誰も彼女が死んだとは知らずに
 彼女と会った時のことを語る
 私は彼女が海から来たように思う」

「私も水を分けてあげたあの子みたいに生きたい」
「食事にも困るわよ」
「痩せられるわ
 何より自由よ」

「別荘の二人のようにポロと抱き合いたかった」

「一人旅で寂しくない?」
「気楽よ」
「僕の人生は孤独と自由の狭間だ」
「私は嫌われても大丈夫だからよ」
「自由を手に入れるには孤独と引き換えだ
 孤独は心を蝕むんだ
 長生きしたいなら旅はやめるんだな」

「ラジオは?」
「ない」
「オンボロ車ね
 ベッドよりラジオの方が大事よ」
「不満なら降りろ」

「感電死しかけたわ
 噂は本当ね 過去の映像が流れたわ
 それもものすごい速さで
 車に乗せた娘も出てきた
 私を咎めるみたいに
 もっと何かしてやればよかった」

「一人は寂しい
 二人でも孤独だわ」

「私は涙脆いからあの娘が忘れられない」
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