モナの最後の日々を語るのは、彼女が旅先で出会った人々である。(一方で、モナ自身の心情や彼女が何ものにも縛られない自由を求めて旅に出るまでの背景はほとんど語られない)。彼らの証言から汲みとることがで…
>>続きを読む少女の死体が発見され、その娘のこれまでの道のりを振り返るロードムービー。
自由を追い求める人生との代償に、誰にも知られることなくボロ雑巾のように地べたで息絶える辛辣な最期。
ヤフオクでVHSが投げ…
サンドリーボネール演じるモナ、
この人は人間力、バイタリティ、があって、賢い。
人を惹きつけるのは、わがままさ、横柄さ、遠慮のなさ、媚びない。
こんな性格の端っこに、憧れはある。
実際に人を見…
アニエス・ヴァルダ監督の最大のヒット作で、最高傑作との呼び声が高い。
撮影は パトリック・ブロシェ。
音楽は ジョアンナ・ブルゾヴィッチ。
ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。
原題:Sans to…
1人の少女が凍死体で発見される。生前彼女と関わりがあった人たちが、彼女との出会いと別れについて振り返る...というお話
アニエス・ヴァルダ監督の傑作とよく聞くが、確かに面白かった。
冒頭で結末が提…
ヴァルダによれば、この映画のテーマは「自由」と「汚さ」で、こう語っている。「私たちの時代は汚さに対してひどく排他的だと思います。(…)貧しい労働力は必要とするけれども清潔でなければならないというわけ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
冷めた視線ーーーー!
自由の上っ面を重ね着て、言葉の軽やかさには似つかわしくない重さが精神を捉える。
私は求めていたか?自由の引力は問いを放棄させる。
自由なようでいて彼女は徹底的に不自由に映る。…
ヒッピースタイルの放浪生活でまさに私自身が見たかったような旅スタイルのストーリー。こういう放浪旅には憧れを持っていたが一歩踏み間違えると彼女を待ち受けていたような結末に成りかねない事を肝に銘じる必要…
>>続きを読む(c) 1985 Ciné-Tamaris / films A2