行徳きなこ

月と雷の行徳きなこのレビュー・感想・評価

月と雷(2017年製作の映画)
3.9
実の母親ではない、父親の愛人に何故それほど親しみを感じていたのかが分からなかったが、実は根無し草のような生き方に惹かれていたのかもしれない。きちんとした生活を望みながら、きちんと働いている上司より働かないヒモのような男に惹かれてしまう。登場人物誰にも共感できないのに、気持ちは分からなくはないという複雑な感想。最後、いなくなったことで少しホッとした微笑なのか、もう置いていかれることに怯えることがなくなった安心感の微笑なのか…。自堕落な草刈民代は雰囲気は出ていたが、鍛えられた背筋と脚のラインが隠せていなかった
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