エウレカを見た事がない人は劇場に行かなくても良いと思う。。。
さて、何から話せばいいんだろうか。
この『ハイエボリューション』公開にあたり
ゼロから始まるレントンとエウレカの新たな物語ー
と、銘打っているにもかかわらず
この第1作目の仕上がりである。
作り手の心情を察するに
[その時代に沿った課題“テーマ”を描く事]に
囚われすぎてしまったが故の失敗なのではと感じた。
…例えば[テロ]例えば[人種問題]
総監督の京田さん、脚本の佐藤さん、キャラデザの吉田さん
誰1人欠けることなく本作に挑んで頂けた事は1ファンとして大きな感動ですら覚える
が、内容というとアニメ版を知らない観客は取り残されるし
シンゴジばりの鬱陶しいテロップ(好きだけど…)
思い出補正を感化させる1対1比率の過去映像のツギハギ(分かりづらいよ…)
EDのドヤ感で登場の尾崎の息子(BmG感出したいんだろうけど…)
そして何よりも『PLAY BACK』などの時間軸の行き来だ
ダサい、兎に角、ダサい
あのクールだった作品がこれじゃ素人丸出しの初めてDJやるんですテヘペロ感でヨロシク!みたいな感じじゃないか…
そう、音楽の挿入とカット割りの格好良さ
玄人も素人も皆んながワクワクできたあの感覚は
この12年間に発表された駄作と同じでやはり“再生”には至らなかったのかと…
これじゃ何の為の新作なのか分からない
おそらく2作目も同じ過ちを繰り返してしまうんだろうと思う。
そう予感せざるを得ない『次回予告』だ。
エウレカ、レントン、いや僕達の未来がどうか明るい詩篇世界になるよう『クォーツガン』をぶっ放したい気分だ。
電グルの『NIJI』をスピンすりゃ良いんだろう的な3作目なんかにしないで欲しい。
どうかこの思いが京田さん佐藤さんに届きますように。
好きな作品故に。