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リバーズ・エッジのぴぴぴんのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
3.3
岡崎京子の漫画が原作、バブル崩壊後の時代を生きる高校生たちのお話。

漫画が原作なので設定はとんでもないかもしれないけれど、高校生までの狭い世界で生きている感じ、抜け道は本当はいくらでもあるのに自分の世界が全てみたいになってしまって生きづらい状況、そして今も続く日本の社会、特に若者の間に蔓延る希望のない虚無感故の刹那的な快楽や暴力による欲望の吐口とかもうとにかく岡崎京子の世界観だーと思いながらみてました。
この排他的な感じに共感する人が多いのが日本の社会の闇でもあると思う。

セックスよりも、それを抜きにした山田くんと若草さんの関係性が是として描かれているのが希望なんだろうな、と感じました。