オムレツP

ドクター・モリスの島 フィッシュマンのオムレツPのレビュー・感想・評価

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移送船が難破し命辛々、ある島に漂着した軍医と囚人たち。
その島では謎の男が全てを牛耳っており、更に不気味な怪物も蠢いていた…
半魚人、古代文明、ブードゥーの儀式と一本の映画に欲張りに色々詰め込んだイタリア映画。
ヌルヌルテカテカした質感な半魚人の着ぐるみ、ミニチュア特撮などそっち方面の見どころは結構ちゃんとしている印象。
題名から『ドクターモローの島』を意識しているのは見え見えだが、この「ドクター・モリス」という人物は映画には登場しておらず、邦題で勝手にでっち上げられた人物らしい。
またBlu-rayの特典映像に収録されているアメリカ版では冒頭に半魚人が残酷に人を殺すシーンを勝手に撮って追加。
(仕掛け人はB級映画の帝王ロジャー・コーマン!)

儲けられれば作品改変も厭わないという当時の意識の高さ(低さ?)が垣間見える。
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