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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉のtakashiのレビュー・感想・評価

3.7
欲望の旅は感情が入り乱れて不信感が蔓延する。裏切られたスメアゴルのもとにゴラムが再度表われ、フロドとサムの決裂を画策する。ゴラムを疑うサムに対して精神が困ぱいしながらもフロドはスメアゴルに憐れみを持ち、ついに二人は決裂する。しかし、ゴラムの悪意を確信したサムはフロドを救いに戻り二人は不仲を修復して最終目的地に向かうが、フロドの疲労は滅びの山で頂点に達する。欲望の旅は最終展開を迎える。
その他に、ゴンドールの戦いを前に戦争は男のものとして言及されるが、そこには男には殺すことができないアングマールの魔王が登場するという関係性はフェミニズム的にも捉えられる。また、労働階級や人種の違いに対する解釈がありそう。
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