千年女優

恋と嘘の千年女優のレビュー・感想・評価

恋と嘘(2017年製作の映画)
3.0
出生率向上のために16歳で遺伝子情報を基にした最適なパートナーを政府が斡旋する「超・少子化対策法」が施行される日本。結婚に憧れる女子高生で政府から病院の御曹司である高千穂蒼佑を紹介された仁坂葵が、クールな魅力の蒼佑に惹かれながらも自分の一番の理解者である幼馴染の司馬優翔との狭間で心揺れる様を描いた恋愛映画です。

DeNA開発のスマホ向けの漫画配信アプリ『マンガボックス』で人気を集めたムサヲによるラブコメ漫画を、同じく配信漫画の人気作を原作とした恋愛映画『ReLIFE』を手掛けた古澤健の監督で映画化した作品で、原作では男の子が二人の女の子で迷う物語なのを男女を入れ替えて実現した森川葵・北村匠海・佐藤寛太の共演が話題を呼びました。

架空法案ものでも原作の自由恋愛禁止設定が廃止されたためディストピア要素はほぼ無く「女の子もビアンカとフローラで迷いたい」を叶えるのみのお話です。それならイオナズンがなくてもビアンカという所ですが、迷っていた違う味のクレープをくれるくらい最高だけど交換時に匂いを嗅ぐくらいはキモい北村匠海の演技で惑わす一作です。
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