あずき最中

映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜のあずき最中のレビュー・感想・評価

4.0
海底鬼岩城もそうだけど、しずかちゃんが活躍する映画は良い。
人間と鉄人兵団(機械、先進技術)は手を取り合えるのか? というテーマももちろん重要なのだが、では人間とはどういう生き物なのか、と考えることもできる。「ときどき理屈に合わないことをするのが人間なのよ」というしずかちゃんの台詞は象徴的。合理的に、分かりやすいものばかりが褒め称えられることも増えてきた中で、理屈で割り切れない曖昧な部分にこそ、人間らしさがあるのだと思わされる。
リルルとしずかちゃんの友情物語としても旧作よりグレードが上がっている(そもそも可愛さが増している)し、公開当時不評だった、ピッポ(ロボットを動かすコントローラーのようなものが擬ヒヨコ化された)がいい味を出している。ピッポとのび太のシーンは涙なしには見られない。
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