このレビューはネタバレを含みます
遙視点、岩鳶高校水泳部を中心に描かれた2期ESの総集編。
本編では描かれなかった描写も含まれていて良かった。
遙が夢へと葛藤する様が描かれる。
自分の周りが夢へと一歩進んでいる状況に焦り、なかなか決められない夢や将来という漠然としたものに葛藤する遙の描写が映像、声にして伝わってくるのが本当に素晴らしい。改めて映像美と声優陣の演技力に圧倒される。
何のために泳ぐのか、自分は何をしたいのか、様々な葛藤に押し潰されながらも遙なりに解決していく過程が好き。
凛が言う将来のために、スポンサーのために泳ぐことに対して「それはお前の夢だろ」と滅多に感情を露わにしない遙が怒りをぶつけるところに人間味を感じた。
凛から誘われたオーストラリア旅行をきっかけに世界の舞台へと泳ぐ夢を見つけた遙のシーンは本当に好き。シドニーのプールで見た景色、いつか世界大会に出場する自分の想像を遙のなかで鮮明になる瞬間。
総集編ではあるけど新たな描写も含まれているので全く退屈しなかった。自分の中で2期は1番好きなシリーズだからかもしれないけど。
