デトロイトのべんのネタバレレビュー・内容・結末

デトロイト暴動中に実際に起きた事件をもとに作られた映画。どこまでが事実で、どこからがフィクションなのかは分からないが、これは今も続いていることなのではと思うと、ぞっとした。司法が特に怖かった。
映画の画質も当時のニュース映像などに合わせてあるのか、臨場感も凄まじく、本当に暴動の最中にいるかのように、恐怖を感じることもあった。
他方でジョンボイエガは、こんなに素晴らしい役者だったのか！と感動した。抑えた演技、多くを語らず思いをみせる演技が素晴らしかった。彼の役の公平であろうとした結果突きつけられる現実、言葉、そして嘔吐、深く考えさせられる映画だった。