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デトロイト2017年製作の映画)

Detroit

上映日:2018年01月26日

製作国:

上映時間:142分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「デトロイト」に投稿された感想・評価

飽田

飽田の感想・評価

3.6
本作は『アルジェ・モーテル事件』を題材した映画。

モーテルの一室から陸上競技などで使われるスターターピストルを発砲した事で
狙撃犯と疑われた黒人3人が白人警察官に銃殺されてしまった事件。

納得の行かない結末。
yah

yahの感想・評価

4.0
 州警察役のウィル•ポールターの憎たらしさ半端ない。顔が嫌な奴すぎて、めっちゃくちゃハマり役。
ハートロッカーとかゼロダークサーティーの監督でジェームズキャメロンの元奥さんのこの監督、すごい。
mfg

mfgの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます


恐怖と暴力が支配するまさに阿鼻叫喚地獄と言えるような暴動/“目的(自分たちが幸福になること)”と“手段(不幸の拡大再生産とも言えるような暴動)”の矛盾による状況の悪化、泥沼化…時には闘いが必要になることもあるけど、そこに真の正義や愛がなければ無意味/“罪を憎んで人を憎まず”の精神が必要/社会情勢によって貴重なチャンスを奪われ、努力や才能が正当に認められない辛さ…気持ちに折り合いつけるのは難しいもの…/敵対関係にあってもお互いにただただ辛いだけなのに…無意味なことのために悪が横行したり悲しみが生まれたり…みんなが真実に目覚めて愚かなことがなくなって無駄なエネルギーを使わずに、善なる方向へそのエネルギーを使えるようになればいいのに…/調和という意味では空気を読むことも必要だけど、その読む空気の質の善悪判断と悪なる空気には乗らない強さも必要/大きなところでの敵対心(ex.黒人vs白人)が小さなところでの敵対心(ex.黒人vs黒人)をも生む→疑心暗鬼/こんなピリピリとした状況で遊び心半分くらいの感じでちょっかい出すのはダメ絶対!/復讐心の応酬が虚しくて哀しい…正義に託けた私的怒りはダメ絶対…!一本筋の通ったような真の正義がなければ…→本当に大きな目マクロの視点(=神の目)から見て、何が正しくて何が本当に世の中のプラスになるかを知って、その方向にエネルギーを使わなきゃ勿体無い…/自身の立場の有意差を感じ、悪魔のような言動の元に実際に狂った悪魔のような表情になってゆく警官ら…完全に取り憑かれてるやつ…/あくまでも紳士的な態度で両者が傷付かずに済む方法を模索しようとする警備員が最も素晴らしいと思う(フォローにおいて、智者として、etc…)/警備員の言動の的確さがいちいち賢すぎて素晴らしい…(愚かな若者へのフォロー&アドバイス/やんちゃ連中の1人へのとりあえず警官らへの憎しみを一旦捨てて自分が今夜生き抜くことを考えるよう指示/危険な一線を見極め、相手の気を逆撫でしないようにしつつ保護/再び…“お前の気持ちはわかるが警官を敵に回すな 今夜を生き抜け 命を捨てるな”…愚かさの蔓延する中で命を大事に静かに賢く生き抜こうとする信条が賢者…!意志を貫ける不動心…!すごい!/)/封鎖中の恐怖の館前にて…“デトロイト市警は正気じゃない ”“容疑者に暴力をふるい尋問してます”との報告を受け、“彼らに任せよう 人権が絡む問題に関わりたくない”と退散する“ミシガン州警察”…自己保身に走る姿は情けなすぎる…/悪魔警官らの脅し方とかやり口(マンツーマン体制、飴と鞭の使い方、恥辱、etc…)がとにかく汚すぎて胸糞悪さの極み…/小さな希望(正義感に基づいて被害者らをなんとか救おうとする有志)も…!…世の中捨てたもんじゃないよね…!/恐怖によって支配しようとしている連中も、結局内心は恐怖に満ちている…/強固に固着した誤った偏見、真に正しい正義の不在…人々の心に一本筋の通った正しき精神棒を立てる必要がある/圧倒的恐怖で支配した後、白を黒 黒を白と言わせるような脅し文句をかけて解放(なお、正直者は躊躇なく射殺)…生き残ったとしても被害者らの心の傷のデカさ、罪悪感etc…を思うと辛すぎる…/警察からの呼び出しに正直に現場の惨状を伝える警備員→身内の不祥事を隠蔽するため警備員を容疑者に仕立て上げようと誘導尋問?脅迫??警察側…ほんとに腐ってんな…最低…/あまりの罪悪感に真実を話そうとする悪魔警官A、それをなんとか阻止しようと懐柔する主犯悪魔警官(汚い誘惑(“たった1分間の出来事で一生を棒に振るな”“間違いはあったが俺の言う通りに答えこの件を忘れて前に進むんだ”“仕事だったんだ”)がまた最悪…)…まさに地獄的…/→“俺は分かってるさ”とか言いつつ、だんだん不安になってくる悪魔警官B/→結局良心の呵責に耐えられず真実を話したAB→しかし弁護士を呼んで意地汚く粘り強い主犯悪魔警官…/事件後も心身共に傷が残りつつそれでもなお夢を追う姿勢を見せる力強い姿は美しい(待望のレコード会社からの連絡を受け、夜中でも仲間のもとに集まるフレッシュさもまた素敵…)…でも親友の死をどうしても吹っ切れず夢を追うに追えない葛藤(ちゃんと歌えない→“歌ってのはただの言葉じゃない 心を込めて歌わなくちゃ”との仲間の熱い言葉も素晴らしいけど…/“白人が踊るための歌はイヤだ”…そう思うのも無理はないよね…人種の枠組みで全て一緒くたになってしまうのは被害者を考えればよくわかるけど…難しい問題…)もわかる…/弁護士をつけた主犯悪魔警官と対決する被害者らの勇気…その中で繰り広げられる、真の悪を屁理屈とか重箱の隅をつつくような弁論でなんとか無罪にこじつけようとする弁護士とか主犯悪魔警官の舐めた態度とか…ほんとに吐きたくなるほど胸糞悪すぎ…人間としての権利を何一つ認めたくないと思ってしまう…/→暴行:無罪 第1級殺人:無罪 の判決…遺族へのマスコミからの質問責めが本当にやだ、握手三昧の悪魔警官も本当にやだ…/今世のその後の人生は勿論の事魂にまで深く傷をつけるようなあってはならない惨劇…しかしこれをどのように乗り越えるかによってその人の魂の器とか徳とかが鍛えられたり…?/→地位や名誉等を捨て、聖歌隊へ…辛い出来事を経て神への道を見出すこともできる(それがかえって真に正しき道であることも…)、自身が辛い経験を経ることで改心し他者を救えることもある…

世情により間違った常識に染められそれに応じた自身の行動に疑問を持てなくなることの恐ろしさ→真の善悪判断ができる智慧が必要/無意味な敵対関係の成立、(→それによって生まれる)復讐心、権力を盾に理不尽な暴虐を執り行う公僕の発生(→悪魔の発生、地獄領域の拡大)…悪循環…/とにかく酷すぎる…2度とこんな惨劇が起こることのないよう全ての人々が真の善悪の基準を知るべき…
shin

shinの感想・評価

4.2
人種差別というよりもシンプルに虐殺だった。
1967年デトロイトで起きた暴動の最中の白人レイシスト警官による黒人虐殺。
今まで観てきた映画の中でもトップクラスに胸糞悪い。

そのレイシスト警官の1人を演じたウィル・ポールター。
彼のデビュー作で大好きな映画『リトルランボーズ』での彼は憎みきれないかわいい悪ガキ!その印象から今作でも差別感情がありながらも良心が垣間見えるかと思ってたらそんなことはなく、、混じりっけなしのレイシストを見事に演じきっていた。
実際にモーテルの事件現場に居るかのような恐怖を感じれたのはキャスト陣の見事すぎる演技のおかげだったなー。特にラリー・リードを演じたアルジー・スミスの演技、歌声が凄すぎた。

その後のラリー・リードが選んだ人生があの事件の "真相" を物語ってる気がする。


10対0で人種差別を語る "木を見て森を見ず" みたいなクソ映画が嫌い。でもこの作品には客観性がすごくある。
黒人の暴動という手段への疑問、街を破壊し関係のない店から窃盗しまくる。そういった黒人側の問題点もちゃんと描いている。
白人警官による黒人への不当な捜査と虐殺事件を浮き彫りにさせる映画ではあるけれど、逃げ惑うラリー・リードを助け病院へ送ったのも白人警官。
まぁでも結局最後は白人至上主義を突きつけられる胸糞な事件/映画だった。
キング牧師暗殺事件の1年前、1967年のデトロイト暴動の中で実際起こった事件の映画化。

デトロイトといえばカナダに隣接する、アメリカでも北部に位置し、当時はアメリカの中でも、黒人の裁判所判事、連邦議会議員、労働組合幹部などを一早く輩出していた。
それなのに、足元でレイシズムは蔓延していたのだった…。

1967年7月23日、黒人居住区で無許可で時間外営業していた酒場に警察の手入れが入る。
その酒場では、黒人のヴェトナム帰還兵のお祝いをしていたのだ。
逮捕されたのが82人にも及び、時間も明け方だったので、
この高圧的な逮捕劇に周辺住民が騒ぎだし、それまでの鬱憤も溜まっていた事から暴動に発展する。

場所は変わって、デトロイトでレコードデビューを目指す4人組の黒人青年達がいた。
暴動のせいで一人とはぐれた残りの3人は、家まで帰る事が出来ず、仕方なく途中のモーテルに泊まることにする。

ここで白人女性が出てきた時点で「わあ、フラグが立ってるやん!」とざわざわした嫌な予感が始まる。
他にも、軍を除隊したばかりの黒人が白人女性の部屋で談笑していたり、
アルバイトで警備員をしている青年が外を見てくると店を出た時点で
「ああ、余計な事せんでいいのよ。早く店の中に入ってて! 外に出ないで!」
と、私の頭の中にも黄色信号が点滅する。

これが『大統領の執事の涙』の主人公の様に、南部の州から命からがら逃れてきた人なら、暴動中にこんな軽はずみな行動はせずに、出来るだけ目立たぬ様に息を潜めているのだろうが、
一番ひどかったのが、酔っておもちゃの銃を窓からぶっ放した奴だ。
全く、深酒する奴って、ろくな事しないんだから。
案の定、関係ない人達まで酷い目に遭っちゃったじゃないか(怒)!
そりゃあ、一番悪いのは殺した警察官の方なんだけどさ。

警察官や州兵の中にも、まともな人は居たけど、結局裁判になると、こういう恥晒しな事をした白人の事件は目立たせたくないのだ。
日本の学校のいじめ事件でも、第三者委員会が調べないと、学校や教育委員会がいじめがあった事すら認めないのに似ている。
出来る事なら事件そのものを抹消したいのだ。
無かった事にしたいのだ。

民事訴訟では、被害者家族が殺人警官に勝ったそうだけど、賠償金はたった50万円だったのね。黒人の命はこうも安いのか…。
今でもまだ、おなじ事が起こっているが、やった事を隠せなくなってきたのがせめてもの救いなのかな。
だが、52年も経ったのに、まだ世の中変わっていないのだと思うと恐ろしい。
凄いリアルな映画だった。人種差別とかそういうものを遥かに超えている問題。しかもほぼ事実という。とにかく役者の演技、エキストラ達の怒り、カメラの動きが緊迫感を助長している。

1967年夏、デトロイトでアメリカ史上最大級の暴動が勃発した。抗争が続く中、若い黒人客で賑わうモーテルに銃声が響き、警官と州兵が詰めかける。彼らは暴力的な不当尋問を強行。事態は異常な様相を呈し始める。

今をときめく注目のビッグ若手俳優達がいっぱい出ている。彼らの演技だけでもこの映画は観る価値あると思う。
かなり重い作品。これだけで差別を分かった気になっちゃいけないだろうけど、見て感じ取るのは大切だと思う。

何と言っても、ウィル・ポールター演じる警官の憎たらしさ。まあ、あいつは後にスウェーデンの村で皮を剥がれるから良しとする。
かす

かすの感想・評価

3.3
久々に見るガチの胸糞。レイシストの白人警官を演じるウィル・ポールターの独擅場と言えるくらい劇中での存在感が強い。初めは正義感を履き違えた青い若造のようにも見えるのに、話が進むほどに目を逸らしたくなるほど邪悪な存在へと変貌していくのが怖すぎ。

ポリコレだなんだと声高に叫ばれる昨今だけど、BLMでの暴動やその源流となった事件を見るに、劇中で描かれる時代から50年以上もアメリカの国民性は進歩していないように思える。
思想が偏ってはいるが、人種の隔たりについて考えるきっかけとしては面白い映画だった。
レイラ

レイラの感想・評価

4.0
当事者でない私たちが何かいうのもお門違いな気がするし、だからといって第三者だと関係のない顔して生活しているのもなんか違う。
ショッキングで信じられないような現実を突きつけられる人種差別を題材にした映画はやっぱりみるべきだと感じた。
想像では及ばないその場の恐怖は、体験したものにしかわからないだろうけどそれを経験していない者がする想像はとてもとても優しいということととその想像力で話が進められていく恐怖は知っておいた方がいいと思う。
もじゃ

もじゃの感想・評価

4.0
「問題はそれが、いつどのように起きるかだった」

67年デトロイト暴動下で起きた事件を描いた実話。モーテルで何が起こった?どんな酷いことに?

2020年BLMの源流。50年以上を経ても何も変わっていない。吐き気を催す邪悪。極限状態下で立場の差がハッキリしてると何が起こるか?戦地と同じことになる。酷いことをした邪悪な個人がいた、のではなく人間とはこういうものなのだ、だから秩序が大切なのだというのが学ぶべきことなのかもしれない。
実際の映像を織り交ぜながら、ドキュメンタリー寄りで緊張感ビキビキに描く。実話だと知らずともこれは伝わると思う。作る側の想いの強さ故かもしれない。

そんな作品空気と相まって、俳優達も迫真の演技に見える。特にというか、ちょっとかわいそうなのがウィル・ポールター。最悪の警官。見る人は皆憎むべきキャラなので、役者の実生活にも影響出そうな…その後のキャリアは順調そうなので良かったけれど。

長めの142分。60分は序盤の暴動やその後登場する人物達の描写に使われる。どんな空気だったか説明するために必要なのだ。緊張感と恐怖の中盤本編。ラスト30分は胸糞悪い事件後日談という構成。やり切れない。

オススメしないけど見るべき、っていう作品。
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