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デトロイトのmatsuのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
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まさにキャスリンビグローって感じ。
重厚な雰囲気で、暴力描写も容赦ない。
観る前は、デトロイトの暴動の中をどう主人公が行動し、サバイブするのかという話かと思っていたが全然違っていた。
確かに人種差別問題を観客が実感するにはこの方がずっと良いと思う。
モーテル内ではカメラが人物の近くであるために、自分がその場にいるかのような雰囲気を味わえる。
そのために自分が怒鳴られたり、殴られたりしている気分になってくる。
白人側に対しても、ある一定の配慮もされていて、その辺もバランスがいいと思う。
本国でも興行的に苦戦しているようで残念。このような映画をもっと大切にして行きたい。
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