息苦しい…本当に本当に息苦しい…。
暴動を起こして、自分たちの怒りを発露させているはずなのに、そこに広がる閉塞感とままならなさがひたすらに息苦しさを感じます。
そして、モーテルの中でのやり取りの、人権すらもかなぐり捨てたような偏見や人種による区分を感じさせる描写。
そして、これが実話だからこそ…救いがとことんない。
今見るべきだと思って手を伸ばしましたが、これがリアルだと思いたくないなと思うほどに重たくつらかったです。
私がいかに差別に対してぬるま湯に浸ってるか教えてくれています。
日本人だって、ここまでの扱いは受けないにしても、人種差別を受ける対象であることに間違いはないはずです。その事実を棚上げにして、海外での暴動だと静観するのはダメだなと思いました。
今歴史が動いてるんだとひしひしと感じさせます。
綺麗ごとだとされていることを語りたくないという思いがあったけれど、もっと自分でいろいろ調べて、このことを発信してくれてる人の話を聞いて、わたしもこのムーブメントに協力できるなら協力したいそう思いなおさせてくれた作品でした。